解約時に支払われる返戻金
保険の種類でも違いますが、生命保険に加入した人が、途中で解約手続きをすると、返戻金を受け取ることができます。中には、解約時に支払われる返戻金を受け取ることができない場合もあるので、確認しておきましょう。
一般的に加入期間が長ければ、それだけ返戻金は高くなります。加入する時に、保険料の支払い期間と返戻金の割合について確認しておきましょう。
保険の種類でも返戻金の額に違いがあります。これは、支払われた保険料の積み立て率によるものです。保険会社にもよりますが、事務経費などを差し引いた後に、保険金を積み立てる場合もあり、支払われた保険料が全て積み立てられるわけではありません。
一般的に、経費を差し引いた残りが付加保険料になりますが、保険金として積み立てられるのが、純保険金になります。ですから、これまでに支払った保険料がすべて積み立てられているわけではないのです。
ほとんどの生命保険は、加入から3年経過して初めて解約返戻金が支払われています。中には、掛け捨てタイプの保険もあり、長く保険料を支払っても返戻金が支払われないか、かなり低額になる場合があります。
それとは逆に、定期保険や養老保険の場合は、支払う保険料が高いので、中途解約をした場合の返戻金の額は高めに設定されています。
途中で生命保険を解約すると、いろいろな面で不利なことが生じます。保険加入者が手続きを行えば、2週間から3週間程度で完了しますが、十分検討してから行いましょう。